第2章 ザワつく校内
「なーっははは!玉入れなんぞこの桜木花道にかかれば余裕!」
「ほざけ…」
体育館では花道vs赤木の一騎打ちとなっていた
ざゎ・・ざゎ・・・ざゎ・・ざゎ・・・
「あの1年大丈夫か?ルールわかってんのか?」
「おいおい、大丈夫かよ」
「俺から1本でも決めたらお前の勝ちだ」
「上等!!」
そして今火蓋が切られるまさにその時だった
『花道!!!!!!』
その透き通った声にシーンと静まる体育館
「ゲッ………………ね、姉ちゃん(冷汗)」
『はーなーみーちー!!!何してるの!』
「「「「「ね、姉ちゃん?!!!!!!」」」」」
「止めるな!コレは男と男の勝負なんだ!」
『花道!!!!』
「うっ……」
くどくどと凪に説教をされている花道
「赤木先輩!」
「ああ、彩子か…彼女は噂の」
「桜木凪、美人で成績はいつもトップ運動させても完璧な特待生…ですが…あの1年は凪の弟の様です(苦笑)」
「……信じられん……」
『聞いてるの?!花道!』
「聞いてる」
『ちゃんと赤木先輩に謝りなさい!』
未だザワつく体育館内でやり取りをしてると
「1年坊主…それから…」
『あ、赤木先輩初めまして2年の桜木凪です…うちの弟が大変失礼致しました!花道!ちゃんと謝るの!』
「絶対嫌だ!」
「……1年坊主…バスケ部に入りたいなら誠意を見せろ」
「誠意…」
「本気でやりたいなら…だ」
「上等!!」
「まあ、無理だろうがな」
「今に見てろ…ゴリめ……」
『赤木先輩!本当にすみません!』
「いや、気にすることは無い……(しかし噂以上の美人だな…本当にコイツと姉弟なのか??)」
「っしゃ!洋平!行くぞ!早速誠意だ!」
「やれやれ(苦笑)」
『……よーうーへーいー?ちょっと来なさい!』
「うっ…」
『あの子が何かしようとしたら!絶対止めて!絶対!』
「いやーそれが俺にも今回は難しいと言うか(苦笑)」
『じゃあ、晩御飯二人とも抜き』
「全力で止めます」
『宜しい!それからちょっと時間ある?』
「ん?あるけど」
『じゃあちょっといい?』
「ああ」