第5章 悪魔の策略??
体育館
「大丈夫かしら」
「ただの貧血だから大丈夫だ」
「ビックリしたわよ〜本当に」
ガラガラガラガラ
「っ!!洋平!」
「ウッス……今目を覚ましたから少ししたら送って帰る…あ、あとコレ……みんなに作ったらしくて渡してくれって」
そう言いながらミサンガを彩子に手渡す
「相変わらず器用ね…」
「皆のイニシャル入りらしいっすよ」
「ありがとう…明日改めてお礼言うわね」
「明日は1日自宅療養させるつもりなんで…また後日言ってやってください」
「そう…ありがとう、分かったわ」
そう言いながら体育館を後にし校舎へ向かっていると
「ヤー!!ここが湘北高校」
「ちょっと!鈴音!!」
「泥門弱小バスケ部の為よ!セナ!」
「怒られるってばー!」
「…何やってんだお前ら」
「ひいぃぃいっ!ごめんなさい!あの!」
「ヤー!!(見た目はヤンキーだけどイケメン!)お兄さん!バスケ部って練習してる?」
「す、鈴音ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!」
「…お前ら…泥門の生徒?」
「私は違うんだけど!セナはそうだよ〜」
「ひぃぃぃい!」
「あいつか?蛭魔妖一に言われてきたのか?」
「ヤー!!妖兄を知ってるの?」
「…ちょっとな」
「あの!蛭魔さんから助っ人バスケ部の為に此方のバスケ部の偵察を頼まれて……って言っちゃったア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「…(バスケ部への偵察はやっぱりフェイクだろうな…ビデオカメラまであるしな…)やめときな…怖い連中ばっかだから」
「ですよね!帰ろう鈴音!!」
追い払おうとした時だった
「洋平!!」
「あ?花道か」
「ひぃぃぃい!何か赤い人来たア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!しかも大っきい!!」
「ヤー!!派手な髪〜!!」
「誰だ?そいつら……知り合いか?」
「泥門のスパイ……らしいぞ」
「っ!!帰れ帰れ!!(シッシッ)」
「ヤー……感じわるーい」
「ほら、鈴音!!帰ろう」
「せっかくこんな遠いところまで来たのにー」
すると背後から透き通る声が