第1章 ハニー・ヌードショー
抵抗の術もなく太く真っ赤な縄がしっかりと結ばれる。その縄の先は両脇に立った男達が握る。
どういうことが起きるのかがすぐに分かった。
「やだ!やめて!」
彼女の声が会場に響く。客席からまばらに指笛のような音が鳴った。
必死に力を込めるが、徐々に開き始めてしまう足。そして男達が最後にグッと力を込めると、彼女の秘部はそこにいた全員に晒されてしまったのである。
「いやっ!」
縄はすぐに台車の両サイドに固定され、足は全く閉じれなくなってしまった。
視界に1人の男が現れた。そいつは手にハンディカメラのようなものを持っていて、明らかに彼女を撮影していた。
「やだっ。撮らないでっ。」
突然、お腹のあたりにぞわりとする感触が。
自分のお腹を見ると、後ろから自分のものとは明らかに違う手がお腹をさわさわと触り始めていた。
「やめてぇっ!」
その手はすぐに胸を揉み始めた。フェザータッチのような触り方に自然と乳首がたってしまう。時折、乳首に指が触れて、体がビクッと反応してしまう。
そうこうしてるうちに、周りの男達も彼女の身体をさするように触り始める。
前は客席に見えるように遮られておらず、人の視線が痛いほど感じられた。
「っ……はぁ…んっ……」
声を抑えているつもりだが、息遣いさえもマイクに拾われ、羞恥心に拍車がかかる。