第4章 ハニー・ナースコール③
「誰か使ってます~?」
どうやら看護婦か誰かがドアノブを動かしているらしい。幸いいつの間にか鍵がかかっていてドアは開かない。
思わぬ乱入に、七七七の心臓は口から出そうなほどバクバクしている。
「腰、止まってるよ。」
七七七の耳に囁く夢野。
「今そんな場合じゃ…!」
「ダメ。」
「…!」
その目は本気だった。仕方なく、腰の動きを再開させる七七七。
「あのぉ~!」
その間も看護婦は容赦なくドアをドンドンする。
「っ…ごめんなさい!使ってます!」
「麻倉さん?」
腰を動かしながら、なんとか声は平静を装う。
「そ、そうです!気分が悪いっていう人がいて!」
「え~。こっちも気分が悪いって言う人がいるんですよ~。」
「あっ…!」
七七七が応えようとした時、夢野が彼女の乳首を舐め始めた。
「麻倉さん?」
夢野を止めさせようとするが、できない。
「あっん…ごめんなさいっ!…ま、まだっ、その…気分が回復しそうにないからっ…!」
「え~。わかりました~。他あたります~。」
看護婦は、思ったよりも早くどこかへ行ったようだった。