第4章 ハニー・ナースコール③
「だ、だめっ……」
「いい顔だ。トロトロだぜ。」
全く知らない男の頭が七七七の胸にむしゃぶりついている。その頭を掴み、離れさせようとするが、全く無意味。乳首をコロコロと転がされ、無意識にピクピクと体が反応する。
(早く来て…夢野さん…)
その時、七七七が身につけていたイヤリングがほのかに光り始めた。かなり小さな光だった。
これは七七七が夢野に助けを求める時にだけ光る魔法のイヤリングだった。
前の事件や高杉とのデートであれば、常に見張っておいてもらえる。だが、こういう風に七七七が不意に襲われた時には、夢野への連絡手段がない。
こういう時のために夢野は、このイヤリングを用意してくれていたのだ。
(あとは…)