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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第74章 そして※




「・・・ンっ・・・ふ、あ・・・ッ」
「・・・・・・ッ」

密口を貫き、指とは比べ物にならない大きさのモノが腟内を埋めていって。

痛みも苦しさも強さは増しているが、その分快楽は大きい。

でも満たされるのは彼を求める欲望だけで。

埋めたいはずの心の穴は、どうしても埋めることができなかった。

「・・・何があったのか教えてくれ」
「・・・っ、え・・・?」

体が沈み行く中で、彼が突然そう尋ねてきて。

一瞬何の事だか察するまでに時間は要したが、それはさっき私が交換条件として提示した昨夜の話だと気が付けば、自然と話す言葉に鍵が掛かった。

「それは・・・零の話を聞いて、から・・・っひ、あぁ・・・!!」

言いかけている最中、彼が私の腰を掴んだと思えば、止まっていた腰を一気に下ろされてしまって。

突然深く彼のモノを埋め込まれ、腰を反らせながら声を上げた。

「ひなたが話をするまで、動くのは禁止だ」

・・・ズルい。

恐らく彼は、最初からそのつもりだったんだ。
だから主導権を自ら握って、私の反応を見ていた。

この状況で、そう長く我慢できるはずがない。
それはお互いそうだが、僅かに私の方が不利と言えるだろう。

「昨日、僕が何かしたのか」

・・・彼も何処と無く気付いているのかもしれない。
どれだけ昨日の事を覚えているのか分からないが、思い出した可能性だってある。

私の手首についた、この痕を見て。

「・・・腕を、掴まれた・・・」

正直に言えば、彼は傷付くだろうか。
正直に言わなければ、彼は傷付くだろうか。

いずれにせよ、降谷零にとっては良いとは言えない。

「他にもあるだろう」

けど、彼が知ろうとしているのならば言わない方が傷付くだろう。

それでも、抵抗というものはそれなりにあるもので。

「バーボンで帰ってきて・・・ちょっと、怖かった・・・だけ・・・」

伝え方によっては誤解を生みそうで。

バーボンの時の彼が嫌いな訳では無い。
でも、昨日の彼には恐怖があったのは事実だ。



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