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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第116章 安室2※




・・・この瞬間が、僕を一番追い込んでくる。
幾度となく体を重ねてきたけれど、その度に。

けど今日は、今までの何十倍も、何百倍も。

その罪悪感のようなものが、大きくて。

「・・・吐いて」

僕の声掛けに合わせて、彼女は息を吐き始めて。

それを吐き切る前に。
一瞬力が弱まった瞬間を狙って、一気に奥まで突き上げた。

「ぁああ、あぁ・・・っ!!」

一気に飲み込ませたせいで、僕のそれをグッと締め付けられて。

つい表情を歪ませてしまったが、抱きつく体勢のおかげか、それを彼女に見られることはなかった。

「あ・・・っ!と・・・る、さ、ぁあ・・・っ」

快楽に耐える為か、僅かに弱まっていた彼女の腕の力は再び込められて。

同時に、背中に僅かな痛みを感じ、爪を立てられたのだと察した。

爪痕は意外と消えにくい。
けど今は、見られて困るような仕事はしていない。

・・・できなくなった、と言うのが正しいかもしれないが。

「やっぱり、ひなたさんの中は気持ち良いですね・・・」

バーボンらしく。
そんな事ばかり考えていると、それらしくない言葉を吐いてしまった。

彼女の恥ずかしさを誘うには十分だったようだが。

ただその彼女への羞恥は、僕への無意識な反撃ともなっていて。

「・・・っ、・・・あ・・・っ」

先程は何とか飲み込んだ声を、彼女に締め付けられたおかげで、つい漏らしてしまった。

・・・彼女に、余裕のない部分を見せるのは良くない。

「・・・、あまり急には、締め付けないでくださ・・・いっ」
「あぁぁああ・・・っ!」

先程のあれを誤魔化すように、一度半分程度引き抜いたそれを、奥まで突き直した。

さっきよりも強く、敏感なところを擦りながら。

「あ、ぁぁ・・・っ、や・・・!」

もう、互いに呼吸なんて気にしていられなくて。
それでも彼女が痛がっていないかと、横目で確認した時。

涙目の彼女が目に写り、やはり負担があったか・・・と決め付けかけた瞬間、僕の目は僅かに見開かれた。

どこか満たされたような、喜びを覚えるような表情。

今の彼女が、そんな表情をするはずがない・・・と、動揺をしてしまった。



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