第116章 安室2※
腕を避ければ、白く透き通るような肌が、薄暗い部屋に綺麗に映えた。
触れれば壊れてしまいそうな。
それでも触れたくなる肌に、吸い込まれるように口元を胸の突起に近づけて。
「・・・っぁあ・・・!」
口に含めば、彼女から甘く淫らな声が漏れ出てくる。
もう片方の突起も指で刺激すれば、その度に彼女の体が痙攣するようにピクピク反応を示した。
「あっ・・・と、る・・・さっ、ぁあ、あ・・・!」
僕の肩を掴み、そこへ指を食い込ませた。
やり場のない感情を、そこに押し当てているのだろうが、勿論それで吐き出されるはずもなく。
舌先で刺激に変化を与えれば、彼女声は更に甘さと大きさを増していった。
「あまり声が大きいと、蘭さんや他の人達にも聞こえるかもしれませんよ?」
念の為、鍵はかけているけれど。
少し離れた部屋には、あの小さな探偵もいる。
それは彼女も十分に知っている事実で。
その事実に身を固めたひなたさんは、咄嗟に手で口を塞いでみるけれど、震えから隙間ができ、簡単に声は漏れていった。
「い、あっ・・・っ、んン・・・!」
声は聞きたいけれど、聞かせたくはない。
ならばこんな所で襲わなければ良いのだが、追い込むには今しかなくて。
「声が聞けるのは大変嬉しいですが、他の男に聞かれるのは頂けないので、ほんの少しの我慢はお願いします」
そんな天邪鬼な感情を素直に吐露しながら、気配を消しつつ忍ばせていた指を彼女の秘部に添わせ、一気に2本のそれをナカへと飲み込ませた。
「・・・っ、ぁああ・・・!!」
一段と、甘い声。
それにこちらがおかしくなってしまいそうで。
今すぐ、このまま。
どこかに連れ去ってぐちゃぐちゃになるまで、溶かすように貫きたい。
ある種、猟奇的な考えをしてしまう自分に冷めつつも、快楽に歪む彼女の表情に軽く喉を鳴らしてしまった。