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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第114章 安室1※




「そんな可愛いことを言うんですね。どこで教わったんですか」

本当に・・・どこから、誰に教わったのか。
答えを知りたいようで、知りたくなくて。

複雑な気持ちを紛らわせるように、彼女に埋める指で弱い部分に触れた。

「っ・・・あ、ぁああ・・・!!」

達したばかりの彼女の体は、酷く敏感になっていて。
元々感度は良好だったが、それは更に増していく一方だった。

「だめ・・・っ!あっ、だ・・・め・・・あぁっ!」

・・・また、ダメと言われてしまった。

こういう時はいつも、イイと言われてきた。
今まで、互いにそれをするだけの時間だったから。

だから、そう言われるものなのだと思っていた。

「イイ、の間違いでは?」

それを確かめるように、耳元で囁きながら問いかけたけれど。

「とめ、て・・・っ、あぁ!や、あ・・・!!」

別に答えてほしい訳じゃない。
無意識に、僕は彼女を煽っている。

言葉でも攻め上げながら、彼女のナカに埋めている指の動きも止めない。

彼女の要望には、これでもかと逆らった。

「透、さ・・・んっ、あ、あぁああぁ・・・!!」

僕の名前を呼んだかと思うと、ビクビクっと体を震わせながら再び達した彼女の表情は、見ないようにした。

・・・理性が無くなる。
今度こそ、そう思ったから。

「・・・ひなたさんがこんなに淫らな方だとは思いませんでしたよ」

少しでも、自分らしくないことを。
少しでも、バーボンらしいことを。

「・・・軽蔑、しちゃい・・・ました・・・?」
「まさか」

彼女の問いには、笑って返事をして。

「僕はどんなひなたさんでも好きなんですから」

少しだけ、降谷零の本音を言った。

「透さん・・・。キス・・・、してほしい・・・です」
「ええ、喜んで」

珍しく彼女からのお強請りを、快く受け入れた。

意外とこういう時の方が冷静に対処できることに、自分でも初めて気が付いた。





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