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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第110章 キスで※




「やっ、ああぁ・・・ッ!!」

的確に、弱い部分を刺激してくる。
その度表情はとろけ、見られたくないものになっていく。

それを腕で隠しておきたいのに。
どこかに縋りたい、どこかを握っていたい衝動に駆られ、シーツを掴んでは無造作に引き寄せた。

「・・・可愛過ぎて、困るな」

上から私の様子を眺める彼は、やはりどこか楽しそうで。

「言わな・・・い、で・・・ッ」

毎回、口に出すのもズルい。

体と、脳と。
両方から私を犯しにくる。

「あ・・・っ、いぁ・・・!」

シーツがぐちゃぐちゃになってしまうことへの背徳感も、残っていない。

襲ってくる快楽が、少しづつ私を壊していく。

「れ、ぃ・・・ッ」

・・・ああ、まただ。
快楽が増えると同時にくる恐怖が、体を襲う。

「どうした」

もうシーツだけではどうにもならない。
そう悟ると、腕を伸ばして彼を呼んだ。

「体・・・離さ、ないで・・・っ」

快楽で歪んだ声で。
自分が今どんな表情なのかも気にできない程。

「・・・本当に、困ったものだな」

そんな中でお強請りをすれば、彼はそう言葉を吐きながらも受け入れてくれて。

「やぅ、ぁああ・・・ッ!!」

同時に、ナカで動く指が増やされると、グッと弱い部分を攻められた。

「っい、あァ・・・ッ!」

苦しい。
苦しいけれど、満たされる感覚はある。

苦しさと、快楽と、恐怖と、安心感と。
複雑に感情が入り混じれば、本当におかしくなってしまいそうだった。

「だめ・・・零・・・っ」

駄目ではない。
それは彼も私も、もう分かっている。

何に対しての駄目という言葉なのかも、もう自分では分からないまま。

「イ、ク・・・ッ!!」

再び、あの感覚はじわじわと近付いてきて。

快楽に体を蝕まれていくような感覚に、反射的に瞼を閉じて。

「ンんっ、ん・・・ッ!!!」

密着させていた彼の体を、更に引き寄せて。

首元辺りに顔を埋めると、そこへ快楽で溺れた声を吐き出した。




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