第1章 君しかいないから
姫『 ところで秀ちゃん、警察は?』
秀『 居るわけないやん(笑) 』
姫『 うわー、嫌な奴(笑) 』
実『 てか姫ちゃん、大丈夫?さっきはごめんね、私のせいで… 』
姫『 ……怖かったけど、真くんのおかげでそれも吹き飛んだよ。大丈夫。』
そう言う私の声は震えていて、気付いた真司郎は私を抱き寄せた。
真『 …ごめん、俺らもう行くな?』
西『 もう!?與、もう行くの!?』
真『 お前とは今度遊んだるから、今日は姫華に免じて許して(笑) 』
直『 にっしー、お前が呼ぶなって言ったんだぞ?(笑) 』
西『 そうだった…( ゚д゚) 』
日『 真司郎、ちゃんと姫ちゃんエスコートしろよ?(笑) 』
真『 言われんでも(笑)ほなまたな!』
私は手を振りながら真司郎に支えられて車へ戻った
真『 ごめんな、怖い思いさせてもうて 』
姫『 …手、ぎゅってしてて 』
真『 おん。このまま走らせるわな 』
怯える私の手を優しく握りながら車は走り出す
真『 聴きたい曲あったら、俺の携帯で探して流してええよ 』
私は一番好きな曲をかけた
姫『 このさ、Tomorrowの真くんがとてつもなく切ない顔してて。泣いたんだよね 』
真『 え、ほんま?(笑)俺ちゃんと出来とった?(笑) 』
姫『 勿論。素敵だったよ、LIVE 』
真『 嬉しいわー 』
姫『 …私、絶対離れないからね 』
真『 俺も離さんわ 』
姫『 来年も再来年も、その次の年も、ずっとずっとここにいる 』
真『 当たり前やん。俺には姫華しか居らんねんから 』
姫『 私も、真くんじゃなきゃ嫌。真くんとしか幸せになれない 』
真『 そやろ?それでええねん 』
姫『 ふふっ、なんか元気出てきた!』
真『 お。よかった 』
姫『 遊園地まだー?』
真『 どんだけ近場やねん(笑)まだまだやわ(笑) 』
姫『 えーお腹空いたー 』
真『 もうすぐコンビニやから待って?(笑) 』
姫『 待てませーん 』
真『 俺の姫はほんまわがままやねー(笑) 』
姫『 でも好きでしょ?』
真『 好きやで?』
姫『 大好きでしょ?』
真『 大好きやで?』
姫『 愛してる?』
真『 めちゃくちゃ愛しとる 』
そういう彼に、私は微笑みながら頬に口付けした
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