第13章 告白
合唱コンクール以降、よく男子から告白される。
ただただ勉強が好きで可愛くもなくて恋愛脳なんて0%の私が…。
なんで?
そういえば、私には合唱コンクールの練習をしている時、友達がたくさんできた。
その中で一番仲良くなったのが
乙原愛羅(おとはらあいら)。
あだ名はアイちん。
クラス一の美少女でちょっと馬鹿だけど性格がめっちゃいい。
私が勉強を教えてアイちんに御洒落とか教えてもらってる。
私はアイちんに相談してみた。
「なんでこんなブス女がこくられるんだろう?」
アイちんは予想外の答えを出してきた。
「だってサクラってクラスで二番目に可愛いし?」
「は?」
私はかすれた声で言った。
「だって、私が一番で桜が二番でしょ?」
「いやいや、私なんかブスだから」
「ねえねえ。なに話してるの?」
聞いてきたのは相原真里菜(あいはらまりな)。
この子も合唱コンで仲良くなった。
まりにも私は勉強を教えていて、ヘアスタイルを教わってる。
「桜、最近美人になったよね。」
まりまでお世辞を…。
なんなんだ。皆してお世辞なんか言いやがって。