第8章 明けぬ夜を繰り返す(裏)
刺激が止んでも痙攣が止まらずガクガクと震えて力の入らない体を先生の方に向き直されて、先生と目が合う。獰猛な獣のような、食らいつくような、それでも少しの優しさを孕んだ目が私を見下ろしていて。
悲しさなのか愛しさなのか悲喜交々な感情と、与えられすぎた快楽によって浮かんだ涙が流れる。
「悪い、やりすぎたな……でも、」
大きな手で頭を撫でて、目に浮かんだ涙を舐めとって不敵に笑う先生。
「もう少しっ、啼いてろ、っ!」
「ひぎっ!あっ、あああああああ」
膝を抱えられて奥へ奥へと侵入する肉塊にあられもない声を上げてまた達してしまった。
ガツガツと無遠慮に腰を打ち付ける先生の汗が滴り落ちて私の体を濡らす。
「、水分っ、水分……、!」
苦しげに私を呼ぶ先生に手を伸ばして。
「なま、えっ、あああ!名前でっ呼ん、で、せんせ…っ消太、さん、んああああ!」
「お、前はっほんとに……!」
私を抱き締めるように体を寄せて更に奥を突き上げる肉棒に目の奥で何かが弾ける感覚が止まらない。耳元で吐息混じりに苦しげな声を漏らす先生が小さく呻いた。
「癒依っ、出すぞ……、っく、ぁ!」
「っあ、あああああ!」
呼ばれた名前に反応してゾクゾクと体を這う快感に身を委ねて達した、私のそのナカで薄い膜越しに先生の欲が放たれるのがわかった。