第19章 図書委員会
土「やぁ、今日も精が出るね。」
「土井先生!お疲れ様です。」
ゆうきが校庭で掃き掃除をしているところに、半助が通りかかった。
土「その感じだと委員会活動の手伝いはうまくいってる?」
にこっと笑うゆうきを見て半助がそう聞いた。
「ふふ♪まぁ、まだあれから生物委員会と作法委員会の2つしか行ってませんけど。」
土「すごいじゃないか。今日はどこへ?」
「今日は図書委員会の予定です。」
土「そうか。図書委員会なら危険じゃないし、きっと忍たま達も好意的だろう。」
そう言いながら、半助はゆうきの頭をぽんぽんと優しく叩く。
「も、もう!土井先生ったらまた子ども扱いして/// …というか危険な委員会とかあるんですか…?」
ゆうきは半助に触れられた頭を触りながら口を尖らせた。
土「すまん、すまん。子ども扱いしたつもりはないんだけど。」
と半助は苦笑する。
土「うーん、生物は毒虫を飼育していたりで危ないしね。作法はまぁなんというか…忍たま自体が危険かな!あとは体力が必要な委員会がちらほら!」
笑いながら話す半助にゆうきが苦言を呈する。
「よく分かりませんが…脅かさないでくださいよ!」
土「ふふっ…あははははは!」
ぷーっと膨れたゆうきを見て半助が大きく笑う。
土「とりあえず今日も頑張ってね。もし上手くいかなかったらまたおいで。」
「いえ、この間のようなご迷惑をおかけしないように頑張ります!」
土「えー役得なんだけどなぁ。」
「???」
思い切り首を傾げてきょとんとするゆうきを見て、半助はまた笑いながら頭を撫でた。