第4章 リヴァイ★以心伝心
「うちに来るぶんには構わねぇよ。また来良学園のガキ連れてきてもいい。いつでも連絡くれ。」
あの新羅はともかく、俺のまわりにいるヤツの中で、セルティは多分1番まともだ。
『本当か?約束だぞ!じゃあ私は仕事だから!引き止めて悪かった!また会おうねプリンセス・パール!』
セルティはシューターに跨ると、風の様に去っていった。
真珠姫に、貴婦人にプリンセス・パールかよ……
どいつもこいつも呼びたいように呼んでくれやがる。
「真珠、アイツは人間じゃねぇが、おそらく1番まともだ。家に来たら遊んでやってくれ。」
リヴァイはシートを元の位置に戻すと自宅マンションまで車を走らせた。
真珠と一緒にオフィスで仕事をするのは思いのほか悪くなかった。
エルヴィンの態度は気持ち悪いことこの上なかったが、また機会があれば連れて行ってやろうとリヴァイは思った。