第1章 本当の「好き」
また信長様に囲碁対決で負けて、今日は唇を奪われた。私の唇にはまだ微かに信長様の唇の温かい感触が残っている。
部屋に戻ってもさっきのことが忘れられなくて、私はひとりで自分の蕾を刺激し始めた。信長様のゴツゴツとした指で蕾を弄ばれていたことを想いながら、刺激を強めていく。蕾からはいやらしい蜜が太股をつたって流れている。
木綿がそんなことをしている中、秀吉は書物の整理をするために書庫へ向かっていた。その途中、木綿の部屋の前で秀吉はつい立ち止まった。
木綿の部屋の中から聞こえてくるのはクチュクチュとイヤらしい音と木綿の荒い息。気づかぬふりをして立ち去ろうとしたが、反射的に秀吉は木綿の部屋へと入っていった。
秀吉「木綿、入るぞ?」
『秀吉さん?!い、いやッ!ちょっとま...』
私は自分の欲をそのままに、溢れで出て流れる蜜を拭くこともできずに何とか着物を整えて正座をした。
『こ、こんな時間にどうたの?』
秀吉「ただお前の顔が見たくなっただけだ。」
『そ、そっか…。今お茶入れるから少し待ってね』
秀吉「その前に…」
『え…?』
秀吉「溢れ出る蜜を拭いてやる。まだこれからだったんだろ?」
『どうたの、急に…』
秀吉「信長様のことを想って勤しんでいたんだろ?」
秀吉はそう言うと木綿の着物をめくり、自身の大きな手で木綿の蕾を刺激し始めた。
『きゃッ!秀吉…さん…?!』
秀吉「お前と信長様は相思相愛かもしれんが、俺はお前が好きだ…」
(そんなことない!!私と信長様は相思相愛なんかじゃないよ…。)
そう言いたいのに言葉が上手く出てこない。
秀吉は蕾を刺激する手に更に力を込めた。木綿
はその後に囁かれる甘い言葉と秀吉の低い声、力強い刺激に今にも達しそうな状況だ。
『もう…イッちゃ…う…よぉぉ!!』
そこから何度達しただろうか。木綿の記憶には残っていない。唯一想い出されるのは秀吉の切ない表情とあの言葉。
(私と信長様は相思相愛なんかじゃないよ…。私が本当に好きなのは…)
秀吉さんだよ。