第13章 君は…@赤司/高尾@
「君、彼女から離れてくれないか。」
突然、彼の声がした
「赤司君!」
私はその場に座ったままで赤司君の方を見た
「久しぶりにユウに会っておこうと思ったんだ。
で、彼は誰かな?」
赤司君はちらと和成君を見る
「あ、えっと」
「俺は高尾和成。
そっちこそ、誰?
人に名を聞くときはまず自分が名乗るってルールあるでしょ?」
紹介しようとした言葉は
和成君本人によって遮られた
「…僕は赤司征十郎。
見たところ、君達は恋人でもなんでもなさそうだね。」
いきなり意味不明な言葉を発する赤司君
「だったら何だよー。