第36章 災難@高尾@
高尾side
「…高尾……!
今日のお前の運勢は最悪なのだよ…!
俺に触るな!寄るな!来るな!」
「なっ
ひどいよ真ちゃ~ん。
真ちゃんとの相性が悪いわけじゃなくて、俺自身の運勢が悪いんだろ?
だったら大丈夫じゃん。
おは朝は真ちゃんにしか通じないんだしさ!」
下駄箱で朝から遭遇するなり酷いことを言いやがる
俺と一緒にいたくないがための口実なんじゃね?
「いや!今日は本当にダメなのだよ!
今日席に着いたら、クラスの何割かがやつれた顔で登校してきて!
見ろ、あいつだ。」
指差す真ちゃん
歩いている内に廊下まで辿り着いていたため
その人とすれ違った
真ちゃんの言うとおりやつれて、体がびしょびしょになっている
アイツ、確か俺と星座が同じだったハズ
「…え?
何であんなびっしょびしょなの?」
「登校途中に色々あったらしい…。
…色々。」
意味深な 色々 という言葉に、さすがに信じざるを得なくなってきた