• テキストサイズ

極甘*赤司*高尾*黄瀬 【黒バス】 【短編集】

第33章 渡したくない@黄瀬@


***

「じゃあね、お兄ちゃん。放課後に。」


登校し、教室が別れる瞬間に
無性に不安になる


クラスの奴らに狙われたら…
教室内じゃ守れない……

こんな想いを、中学の時からずっと続けた


もうほぼ日課っスね 笑



ただ、今までは不安しかない毎日だったけど
ユウはバスケ部マネージャーになると言っている


「中学は女子バスケ部に入ったけど、
お兄ちゃんがしてるの見たい!」


…だって。

上目遣いで、胸の前に握った手を当てて、微笑んで


理性が飛ぶかと思ったっス



まぁ俺は
放課後のバスケまで待てなくなって、どっかの時間に会いに行っちゃうっスけど。




ーーユウと放課後を共に過ごせることに
浮かれていた俺は

あんなことが起きるなんて、予測できなかった
/ 261ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp