第1章 入学式
桜の花びらと共に
歩くいつもと違う通学路
そう、今日は高校の入学式
小学校からの友達
永田優加 と早めに登校し
式が始まるまで
校舎を歩きながら待っていた
「 早いね。もう高校生だよ」
私は、ため息混じりにそう言った
優加
「だね、校長先生の話長そうじゃない?」
優加は楽しそうに笑った
優加
「 あっ!そういえばさ、
あの 菊池風磨 くんがいるんだって!」
「そうなんだぁ。
私、菊池くん 苦手なんだよね(ーー;)」
2人で廊下を歩き
体育館の前の壁に張り出されている
クラス表を見た