第82章 異世界から来た理由※

『秀一さん…』


赤「眠れないか？」


そう、眠れない
体は疲れている筈なのに…


赤「気が昂っているんだろう」


秀一さんは腕枕をしてくれていて
反対の手で私の髪を撫でる


時折、頭にキスをする


『秀一さん…
この腕の中は安心感でいっぱいだったのに
今は足りないんです…』


赤「俺は君に何を与えればいい？」


『…キスして……』


秀一さんは私の顔を掬う様に
持ち上げると
唇と唇を重ねた


優しく啄む様なキスから
徐々に舌を絡ます深いキスへ


唇が離れると
互いの熱い吐息が顔にかかる


『…えっち…したい、です…』


秀一さんは少し驚いた顔をした


『あっ、いや…やっぱり…』


私はハッとして
慌てて言った事を訂正しようとした


『秀一さんも…疲れているのに…
…今日はもう休みま……っ！』


最後まで言い切る前に
ぐるりと仰向けにされ
私の体に覆い被さる秀一さん


赤「もっと甘えてくれ…」


着ていたパジャマの隙間から
秀一さんの手が肌を伝い
滑り込む


首筋に顔を埋められ
唇で愛撫されると
くすぐったさに快楽が混じる


『…んっ……』


腹から侵入した手は
胸の膨らみをゆっくりと揉みしだく


赤「今は気持ち良い事だけ考えろ…」


ゆっくりと灯る快楽の熱は
思考を奪うかの様に脳を溶かす


秀一さんの指先や唇が
愛を伝えている


『…んっ…ぁっ…』


次第に漏れ出す甘い声


胸を揉みしだく手の指先が
胸の先端に当たり
ビクッと肩を揺らした


痛くない様に
そこを弄られ感度が急激に上がる


首筋を愛撫していた唇が
一度離れると頬にキスをされる


『ぁっ…しゅういちさん…っ…』


私は自らパジャマのボタンを
外して胸を空気に晒した


『もっと…きもちよくして…っ』


赤「ほんとに君は…イヤらしいな…」




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