• テキストサイズ

未完成なワルツ

第11章 ◎裏切り




泣きながら震える手を抑えながら、
スマホの電話帳から彼の名前を探した。


'雅紀'


やっぱり彼を求めてしまう。

彼が私の心から離れない。



私は好きなんだ。彼のことが







LRRRRRR.....










〈ただいま電話で出られません。
伝言を残す場合は……〉ピッ







スマホの電源を消して、
私はまた静かに涙を頬に流した。







「っ…………雅紀…………っ……ご、めん」








雅紀が言ってたのはこのことだったの?


雅紀が心配してたのがことのこと?


なのに私は思いっきり彼の頬を叩いた。









「最低だ……私」
/ 137ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp