第6章 ◎イヤな奴-雅紀-side
点滴を終えて、靴を履いてると
裕典さんがあることを言ってきた。
「、送ってあげなよ」
「「え?」」
思わずと声が合ってしまった。
だって、なにそれ
そんなこと言っちゃってもいいの?
「相葉さんもお辛いだろうし、
も今日は俺の家来るだろ?
あ、相葉さんのご自宅は東京ですよね?」
「ん?相葉さん?」
俺あんまり人の好き嫌いとか無いけど、
これだけは言えるよ。
俺、この人嫌い
なんか……イヤな奴
「…………じゃあ雅紀、行こ?」
ただの彼氏だから、
きっと幸せにしてくれる人だから、
「うん」
そう頷くしかなかった。