• テキストサイズ

未完成なワルツ

第1章 ◎プロローグ




'~、待ってよ!'


そう私を後ろから追いかけるのは、
声変わりをした学ラン姿の雅紀


もう、まーくんなんて言えない
そんな年にお互いなった。




'雅紀が遅いからでしょ?'

'ごめんって!でもおいてかなくてもさぁ!'




幼い頃、小さいと思ってた体は
いつのまにか大きくなっていて、

私の身長をはるかに超えていた。






'ん?'

'うんん、なんでもない'



なんて真っ赤になった顔を隠すために
下を向いた。





これが中学2年の春
/ 137ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp