第2章 動き出した時間
空港から沢山セナと話をした
今までお互いあった事とか…今までずっと止まってた時間が
ゆっくりだけど確実に動き出した
「姉ちゃんそう言えば一人暮らしするんだよね?僕、一緒に住めるんだと思ってたからショック大きいよ…」
そう言って少し悲しそうな顔をした弟に
『借りた家も近いし!いつでも遊びにおいで??あ!なんなら泊まりにおいで?!お母さんや、お父さんと喧嘩した時とか!!…って…セナ…お母さん達と喧嘩とか…なさそうだね(笑)でも!1週間は家に居るから!沢山お話ししようね!』
「そんな事ないよ!まあ…あんまりないと思うけど…でも!遊びに行くよ!1週間かー短いよ(苦笑)うん!そうだね!僕も沢山話したいことあるんだ!」
そう笑顔で答えた弟がとても可愛くて
つい、抱きついてしまった
『あーっ!セナ可愛い!!!』
「ちょっと///////姉ちゃん!恥ずかしいよ///////」
『…あ!所でセナ?高校生だよね?どこに通ってるの?』
「泥門高校だよ!部活にも入ったんだ!アメフト部の主務(姉ちゃんに嘘つくのは辛いけど…一応…主務やってるし……)なんだけどね(苦笑)」
『泥門高校かー…って!セナアメフト部に入ってるの?!』
「う、うん!でも主務だし!だ、大丈夫だよ!」
『セナ足速いし…主務より…RBとか向いてそうなのに!でも!主務も凄いよ!頑張ってね!って!話してたらもうこんな時間!お母さんとお父さんが心配しちゃう!早く帰ろ?セナ!』
RBが向いてそうなのに!そう言った時、一瞬驚いた顔をした弟を見て
少し疑問に思いながら
足早に帰宅した。