第3章 LOSER【R18】
「へえ……そりゃ良かったじゃん。
けど……玩具だなんて、
やっぱバニーちゃんはまだまだお子ちゃまだなー!」
自分の高揚感を誤魔化すつもりで大袈裟にからかってやったのに
「んふふ……」
それでもバニーはニコニコと笑ってるだけで………
「な……玩具…って……どんな……?」
俺は無意識に聞いてた。
だって、だってさ……コレ、俺が想像してる玩具とは絶対に違うだろ?
「とっても可愛いんですよ。
僕に凄く懐いてて、僕の言う事には何でも従うんです。
だから僕もついつい可愛がり過ぎちゃって……」
「あ…あー……ペット的な…ね。
スカイハイのジョンみたいなモンか!
犬?それとも猫ちゃんかァ?
今度、俺にも見せろよー!」
「…………見たい、ですか?」
俺を真っ直ぐに射抜くバニーのグリーンアイが意味深に輝いてる。
………コレ、踏み込んじゃダメなヤツだ……きっと。
「い…いや……
そんな…でもねーかな。
オジサン、動物ってちょっと…苦手かな…なんて……」
しどろもどろになる俺を見て、バニーがクスクス笑う。
「ホント……今夜の貴方は可愛いな。
…………欲しくなってしまいます。」