• テキストサイズ

【DNH企画】soaking wet【T&B】

第3章 LOSER【R18】


「今夜の虎徹さんは……
 本当に可愛らしいな。」

「はあッ!?
 何言っちゃってンの、バニーちゃんってば!」



バーカウンターに2人で並んで飲んでいると、俺をじっと見つめたバニーが突然そんな事を言い出した。

そりゃ、ドキッとしたよ。

心臓がバクバクしてる。

けどさ、まあ俺もそこそこ酔ってたし、こういう危険な雰囲気を上手くはぐらかせる程度には大人だから。


「何かあったんですか……今夜。」

「ん……いーや。
 別に何も無いよ。」

ホラまた……痛いくらいに心臓が高鳴った。

やっぱ分かンのかな?

俺がついさっきまであんな……アブノーマルなプレイに耽ってたコト。

だけどそんなの、バニーには絶対知られたくねェ。

バディだからってだけじゃなくて……

だって、俺……バニーのコトが………


「そー言うバニーちゃんも今日は随分とご機嫌じゃね?」

なーんて話を逸らそうと適当に振ってみる。

まあ実際、今夜のバニーは何だか楽しそうなのは事実だし。

「ふふ……分かります?」

俺が適当に言い出した話題に、意外にもバニーはあっさり乗って来た。

「へ……?
 マジで何かイイコトあったの?」

「僕ね、やっと手に入れたんですよ。
 ずっと欲しかった僕だけの玩具。」

そう言って嬉しそうに微笑むバニーはスッゴク艶めかしくて………

俺はゴクリと喉を鳴らしちまった。
/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp