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最愛 【黒子のバスケ】

第4章 揺れる心


仕事から戻るとオフだったみさきが家にいて、俺の愚痴を聞いてくれたのはいいけどその雑誌を買って読むつもりらしい。

マジで勘弁してくれ

ハズすぎる…
好きな女に色々知られんの普通にハズイだろ‼



久しぶりにゆっくり一緒にいて、昨日読んでいた紙が気になって聞いてみるとサンプルの香水の紙だったらしい。


今日はそれを付けてるらしく「くさい?」とか聞かれて笑っちまいそうになった。

他に聞き方あんだろ⁉

まぁ匂い自体は分からなかったからそれを言うと寝室から持ってきてくれたけど、開ける前にみさきからいつもと違う匂いがして、どんな匂いなのかは分かった

結構好きな匂いだった。


そして、みさきが何の気なしにコンセプトの事を話し出して自分の年齢で初恋だなんておかしいとか言いだした。

けど商品コンセプトまで気にして香水選ぶ奴なんているか?

それに俺は別に初恋が何歳だろうが何人と付き合おうがどうでもいいと思ってるからそれをそのまま言うと、目を丸くしてびっくりした猫みたいな顔で俺のほうを見てる


確かにみさきは遅めなのかもしれねぇ。
けど誰かを好きになってくれただけで俺はよかった




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