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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


「俺はお前とのことをそういう風に見る奴とは付き合えねぇわ。俺にとってお前ってそんな軽い存在じゃねー。2歳で母さんが死んだとき、みさきとおばさんたちがいてくれたおかげで悲しみから救われたし、NBAを目指してこっち戻った時もお前がメシ作ってくれたりして、辛くても投げ出さないお前を見てたから俺だって頑張れた。俺にとってお前は、もう1人の自分なんだよ」


大我のママは大我が3歳になる少し前に亡くなった。
ママ同士が親友だったから、生まれた時から何度も会ってて、ママは大我のことをすごく心配して日本に赴任を希望してママとあたしは3歳で日本に一度帰国した。

パパは仕事の都合上どうしても日本では暮らせなかったけど、時間が合えばたまに日本に来て、大我と大我のパパとうちの両親とあたしで出かけたりしてた。

5歳でどうしてもママがアメリカに戻らなきゃいけなくなって戻ったけど、大我のパパも外資系だったからLAに赴任希望を出して小学生で大我もLAに来た。

「あたしもそうかも。大我とあたしが幼馴染だとしても仲がよすぎるってのはさつきに聞いて初めて分かったんだけど、それでも、あたしにとって大我は片割れだから関係を変えるのが嫌だった。大我とのことをそういう風に勘違いされてもどうしようもできない。……だってあたし、大我がいなきゃ死んでたもん」

これは大げさでもなんでもなくまぎれもない事実。
医者からも、あと数分でも処置が遅ければ間違いなく助からなかったって言われた。
真太郎と大我がいなければあたしは死んでた。

「なら俺とみさきは変わらねぇ。俺はお前を家族として愛してるし大事だと思ってる」

「あたしも大我のこと愛してるよ。……青峰君をどうしようもなく好きって感じるのとは全然違うけど大好き」

「はは!珍しく素直だな」

いつものように笑う大我を見るとほっとする

「つーか、青峰風呂遅くね?」

「あ、確かに。烏の行水並みにいつも早いけど…」

「ふーん。お前詳しいな」

「ゲッ。なんでもない」

「もう遅いっつーの。てか知ってたわ」

「なんで?!」

「電話したらお前が寝てるって言われたから一緒にいるってすぐわかった」

「てか、さつきは?!」

美緒がお風呂行くって出てったんだからさつきはもうお風呂にいないはずなのに。

「青峰が溺れてねーか見てくる」

「さつき探してくる」
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