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最愛 【黒子のバスケ】

第11章 NBA


暑い……

すげー暑い…

暑すぎる。

あまりの暑さに朝方に目が覚めた

俺がみさきと一緒に寝る口実に、寒いっつーのを使ってるせいか暖房の設定が高くなってて死ぬほど暑い。


みさきが選んだらしいバカラのスタンドに明かりをつけると、いつの間にかナイトガウンを脱いで薄いルームウエアだけで寝てるみさきが目に入った。
みさきも相当暑いのかボタンを2つ外してるのにデコや首元が少し汗ばんでる。

なんかエロい…
すげぇ目の毒

白い肌が火照って時々寝苦しそうに眉間に皺寄せて、それでも大人しく俺の腕の中にいる。

簡単に騙されて可愛い奴…
もっと警戒しなきゃダメだろって思うけど、俺を好きで信用してくれてんのかと思うとめちゃくちゃ愛おしくて、迂闊に手なんて出せねぇ。

俺はどっちかと言えば寒いのは苦手だけど、寒くて眠れねえ程寒がりではねぇし、寒くても女と寝るのなんて絶対ぇ嫌だった。

1人の女にここまで色んなことを覆されるなんてな…

暖房の設定を元に戻してベッドに戻ったけど、断熱材が優秀なせいか温度が中々下がんねぇのと、エロくて可愛いみさきのせいで体が熱を持つ。

マジであちー。

でも、一緒にいて抱き締めねぇのは勿体なさすぎるから、足を出して涼みながらみさきを抱きしめた。

相変わらずぴったり沿うみさきは、俺の為だけにいるんだと錯覚を起こしそうになる。

部屋の温度が落ち着くのと同時に俺の欲望も少し落ち着いて、さっきよりも強く抱き込んでサラサラの髪を梳きながらまた眠りに落ちる。





朝方の暑さが嘘のように寒さを感じて目を開けたら、みさきがいるはずの隣には誰もいなくてシャンプーの匂いと枕だけが残ってる。

だから、勝手にどっか行くなよ…

めちゃくちゃかわいい寝起きの声で俺を呼んで、のろのろ喋るのが聞きたかったのによ。

みさきは繊細な男心なんて何も分かっちゃいねぇ。
一緒に寝て朝取り残されるこっちの身にもなれよな
本当に俺の事好きなのか?

リビングからもう寝起きじゃねぇみさきの声が聞こえたから、また寝かせようとしたのに、火神が試合だからって「だめ?」とか可愛い顔して言ってくんな!
お前のうるうるの目はズルいんだよ。わざとだろ



「ここちょっと寒いね」

「じゃあ俺が湯たんぽになってやるから寝ろ」

強めに抱き締めて二度寝だ。
今度は逃がさねぇぞ
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