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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 wherever you are


しばらく黙った後、明らかに焦った反応で聞き返されたけどこっちが恥ずかしくなるからマジで勘弁してくれ……

けど、伝わらなきゃ意味ねぇから同じ言葉を繰り返した。

「……でもね、あのね、あたしの顔のパーツのバランスは黄金比から外れてて、眉と目は近いしね、鼻はもう少し低い方がいいし、下唇は今の4分の3だと…」

「あははは!お前面白すぎだ!」

顔のバランスなんてどうでもいいのにペラペラと捲し立てて、焦るとペラペラ喋るみさきの癖を知ってるから可愛くてたまんねぇ。

「もう!からかわないで!」


ペニンシュラでみさきの目を見つめたときも同じ反応してた。
不満げな目と、不貞腐れたような口元でちょっと怒ってんのに、顔が真っ赤で目がうるうるしてすげぇ可愛かった。

電話越しでも可愛すぎ。
こんな反応されたらいじめたくなる。
でもいじめてんじゃなくて、本心を言ってるだけだ

「からかってねぇって。本気でそう思ってる。バランスとかじゃねーの」

「ん゛ー…やだっ!もう喋っちゃダメ」

「なんでだよ」

「…だって…そんな事言われたことないから…」

聞いてなかっただけだろ。
それかお得意の鈍感攻撃だな。
さつきから聞いた話じゃ、あいつんとこの会社でみさきを狙ってるヤツもいるらしいし、黄瀬からはこの間、収録の後に俳優が連絡先聞いたら、誰が聞いてもプライベートの方だったのに、名刺を渡したってのを聞かされた。

「なら俺から初めて言われたってことでいいだろ?お前は綺麗だ」

「……青峰君も……いよ」

「ん??悪りぃ。聞こえなかった」

ごにょごにょしてんのとすっげぇ声が小いせぇから全然聞こえなかった。

「やだ、もう言わない」

「マジで聞こえなかったからもっかい言えって」

「だからね、あのね……あたしね…………青峰君がバスケしてる時、かっこいいって思うって言ったの!」


ツーツーツー…

切れた。
多分切られた。

つーかあいつ切るなよ。
いや、切られてよかったか?

すっげぇ照れるしニヤける。
バスケの時限定かよ…でも、みさきがかっこいいって思ってくれんなら何でもいいわ

マジで天使かよ
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