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最愛 【黒子のバスケ】

第10章 near &far


青峰君がペニンシュラで一緒に見ようって言ってくれてるけど、あたしも少し疲れてるから寝ちゃいそう

「お前がこっちこねぇなら俺がお前んとこいく」

「え?そうなの?あたしの部屋もアップグレードで割と広いけどペニンシュラのカウチのほうが大きいよ」

「ならこっち来いって。カウチが恋しいだろ?」

確かにあのカウチが恋しい
それに青峰君があたしがいても寝れるなら一緒にいたい

「じゃあ一回自分の部屋で必要なものだけまとめてもいい?」

「あぁ。じゃあ今日はこっちで明日はお前んとこな」

「うん!」

あたしは青峰君といるとすっごくドキドキするけど、青峰君はいつも全然普通だから最初に部屋に行くことをためらった時のような不安はない

大きいエビを食べてメインのお肉も食べてもうお腹いっぱい

でもデザートは別腹で青峰君はデザートを断っていたけどあたしは食べて最後の紅茶をゆっくり飲ませてもらった。青峰君はデカフェのコーヒーだけ。


「あんときコーヒーがぶちまけられなきゃ話すこともなかったかもな」

「同じこと思ってた。あたしが紅茶の列に並ばなかったら青峰君と連絡取るなんてなかったよね」

「火神に幼馴染がいるってことは結構前から知ってたんだけどな」

「あたしはさつきに幼馴染がいることも知らなかった(笑)なんで大我に幼馴染がいるって知ってたの?」

「お前火神んとこにちょいちょい泊まってただろ?俺がシカゴまで行ってバスケした時に泊めろつったら幼馴染が泊まってて人見知りだからダメだって言われたことが何度かあったんだよ」

人見知りって言ってくれてたんだ…よかった…
仕事や休暇で結構泊まってるから大我はお家にあたしの部屋も用意してくれて鍵ももらってる

「うそ。ごめんね」

「いいんだよ。まさか火神の幼馴染がさつきや黄瀬や緑間とも知り合いだったのはさすがに驚いたけど俺もお前と知り合えて良かった」

「え…」
びっくりしてついつい青峰君の顔をじっと見てしまう。

「…んだよ」

「びっくりしたの。でもそう思ってもらえたならよかった。あたしも青峰君と知り合えて良かった」

本当にそう思ってるけど恥ずかしくて少しだけ笑うと優しい顔して笑い返してくれた。

「そろそろ出ようぜ」

「うん」

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