• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所


1件目の仕事を終えてからさつきと美緒の会社に向かう。

フレグランスの件がそろそろ動き出すってことで全員で顔合わせと今後のスケジュールが組まれることになっていた。


到着して会議室に通してもらうと既に何人かは来ていて、会釈をして席に付くと美緒とさつきも既に会議室で資料を読んでいた。

時間の5分前にこの間契約を交わした時のチーフが来てそれぞれの自己紹介が行われる。

「今回このプロジェクトでチーフを務める中野です」


「営業企画部 主任の桃井さつきです」

「マーケティング部 主任の進藤美緒です」

え!?さつきと美緒って主任だったんだ。
まぁ見るからに仕事できそうだし不思議ではないんだけどね


社内の人たちの自己紹介が終わると外部から集められた人の自己紹介が始まる。
外部からは男性3名と女性7名の計10人が今回の開発に携わることになった。

「花岡商事の佐伯和也です。海外製品の輸入を扱う部署で輸入判定をしています」


……

「黒須みさきです。フリーランスでヘアメイクをやっています」


自己紹介を終えて今回のプロジェクトについてチーフから商品についての現段階で決まっていることが伝えられた。

3種類のフレグランスにストーリーを持たせて来年のクリスマスを目途に発売すること。
価格帯としてはフレグランスの中では高めの30mlで4万円~5万円

最終ユーザーは女性をターゲットとして発売するから、プロモーションでは知名度が高く宣伝効果の見込める男性アクターがメインとなること、人気のあるアクターを使ってフレグランスの使用イメージを冊子にして購入者に渡すことなどが説明された。


打合せを終えると6時を過ぎていてさつきと美緒が今日はもう上がりだから一緒に帰ろうって言ってくれた。

「すぐに行くから受付で待ってて!」

「うん!」



受付のソファに座って仕事用のスマホを確認すると黄瀬君のマネージャーさんから式の日取りと式場の連絡が来ていたから、「正式にお受けさせていただきます」と返信をしたところでさつきと美緒が来て一緒に会社を出た。
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp