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最愛 【黒子のバスケ】

第8章 それぞれの場所



「青峰さんが“みさき”って呼んでた…」

「うん…あたしもびっくりした」

「それに青峰さんってみさきに話しかけるときすっごい優しく話しかけるよね」

「そうなの。大ちゃんなんていつも仏頂面してたくせしてみさきと話すときだけ目じり下げてデレデレになってる」

「なんであれでみさきは気づかないの?」

「多分みさきは大ちゃんのデレデレ顔が普通だと思ってるんじゃない??みさき見てるときの大ちゃんって終始顔緩んでるからね」

「あ、そういうことね!納得。じゃあ逆も同じってことだよね。みさきって青峰さん見る時目うるうるでちょっと顔赤くて瞬き多いけど、青峰さんもそれが普通だと思ってるんだね」

「お互い最初から好き好きオーラ出してて、自分だけ相手のこと好きだと思っていっぱいいっぱいって感じ?」

「あ、それだ。今すっごい腑に落ちた」

「大ちゃんなんて女の人に慣れてるはずなのにあれだからね笑」

「ベタ惚れじゃん。でもその割に制服見ても普通だったよね」

「え?美緒何言ってんの?ちょー照れてたじゃん。にやけるの必死で我慢して横向いてたじゃん!」

「え?あれ照れてたの?分かりにく。色黒だし画面越しだと青峰さんは分かりにくかったけど、みさきはあからさますぎて可愛かった」

「そうそう。お酒あるのに飲み物もってくるとか言ってキッチンに隠れて顔真っ赤にしててもう可愛すぎていじめたくなった笑」

「分かる。みさきって可愛くてちょっといじめたくなるよね。NYでのこと喋った時もめちゃくちゃ顔赤くしてたし。色白いからすぐ赤くなったの分かるし耳まで真っ赤にして26には見えない」

「でも仕事は鬼」

「確かに。なんか前涼太の写真集のときにみさきがメイクチームのチーフだったらしいんだけど、明らかにミスの多い人に“やる気がないなら外れてもらう”って怒たって」

「みさきって不思議だよね」

「うん。でもこんな面白くて可愛いのなんてみさきだけじゃない?」

「確かに。大ちゃん見る目あるね」

「ただの巨乳好きじゃないってことね」

「来た時みさきのスマホ借りたじゃん?検索窓にカーソルやったら履歴が巨乳だらけだった」

「みさきもベタ惚れじゃん」

「巨乳になりたがるみさきが可愛い」




「「巨乳じゃなくてもめちゃくちゃ愛されてるのにね」」








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