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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


LAについて一緒にタクシーに乗ってあたしの実家に向かった。

(今タクシー乗ったからもうすぐ帰るよ。道混んでるからいつもよりちょっとかかるかも)

(分かった。気を付けてね)

ママからすぐに返信が来たのは多分、ずっとスマホを持っていたから。
あの事があって以来、ママはすごく心配性になってしまった。


空港から実家までは30分ちょっとで着く予定だけど、いつもよりも道が混んでて少し時間がかかりそうで、そんなことですらラッキーだと思ってしまうあたしは、どれだけ青峰君を好きになってしまったんだろうかと自分でも呆れてしまう。


試合見たいって言ったけど年内は間違いなく無理で、3月か4月なら調整つけられそうだけど、今回みたいな二人の時間なんてきっともうないから、実家までのドライブは二人で過ごす最後の時間。

車窓から見える景色も、信号待ちで止まった時に耳に入る騒がしい街の音も、いつもなら実家に帰ってきたなって感じがしてほっとするけれど、今は寂しさが勝る。

きっと試合を見に来れる日程が決まったら、この寂しさを少しごまかせる。


3月なら黄瀬君の連ドラがクランクアップの予定だから、その直後ならスケジュールを調整できそうな気がする。

頭の中で予定をシミュレーションして、何とか5日間の休みが取れそうな日をスマホのカレンダーにとりあえずのマークを付けてタブレットを開いた。

一番早くて3月で、連ドラと確定申告があるからスケジュールを制限してるからこれが一番日数を確保できそう。
4月だと4分の3がすでに埋まってて、行くとしたら2泊4日で帰国直後から仕事の超強行スケジュール
5月だと…もう行かれる日がない。


レギュラーシーズンは5月まで。
ファイナルに出れなかったとしたらシーズンが終わってしまうから、絶対5月までには行きたい。

大我の試合はたまにTVて見てたけど生で見たことはないから来るなら大我のも見たいってなると…3月しかない。

大我も青峰君もファイナルに出られるなら7月でもいいけれど、ファイナルはトーナメントだからそれは博打すぎる。

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