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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


あたしが鶏肉って言ったからホテル内にある水炊きのお店に連絡したら個室はあと1時間かかるってことだったから予約してお部屋で待つことにした。


仕事用のスマホをチェックするとBOSSから連絡が入ってた。

(5月ミラノであなたに指名よ。予定しておきなさい)

「うそ!!」

思わず大きな声が出てスマホをぎゅっとした。

バッグのお礼をしたときは何も言ってなかったのに…BOSSってホント話題を切り出すタイミングが絶妙なんだよね。

「どうした?なんかあったか?」

「5月にミラノで仕事が決まったの!」

「すげーじゃん!おめでと」ってあたしの大好きなハグをしてくれる。

仕事が決まって嬉しすぎて思わずあたしもすっごい強くハグしちゃった。

「ミラノ行ってもちゃんと飯食えよ」って笑って頭を撫でてくれた。

ちゃんと食べます。体が資本!なんだもんね。
青峰君といるといいことしか起きない
結構グダグダと考えこんじゃう性格なのに青峰君といるといつも励ましてくれて自信をくれる。

嬉しすぎて飛び跳ねたい衝動が抑えられなくてその場で飛び跳ねた。

嬉しすぎる
5月までにしっかり技術を磨いて今度こそ自分の合格ラインをしっかり超えたい


部屋の電話が鳴って個室の用意ができたと言われてレストランに入った


NYはもう結構寒いから水炊きが温かくて体があったまるし店主が日本人でなんだかホッとした。

「明後日ディナーなら髪切りたいかも」

「切っちまうの?」

「少しね。最近忙しいことを理由に3か月もヘアサロン行ってなくて毛先が気になるの」

「どっか行くとこ決まってるか?」

「いつも友達に切ってもらってるんだけど予約取れるか分かんないの」

「今聞いてみろよ」

食事中にスマホなんて行儀悪いけどちょっと連絡してみよ

(久しぶり。今NYなんだけど、ちょっと髪切ってほしいんだ。明日か明後日空いてる?)

スマホを置いたらすぐに返信がきた。

(久しぶり。急だね。明日朝一なら空いてるよ8時でどう?)

「明日朝の8時から行ってきてもいい?」

「あぁ」

(急でごめんね。それでお願い)


「場所どこだ?」

「メイシーズのすぐそば」

「送る。俺もちょっと用事あっから、帰りは終わったら迎えに行くから連絡しろ」

「いいの?」

「当たり前だ。一人で出歩かせたら危ねぇだろ」
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