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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


レストランを出て部屋に戻ると青峰君が肩をくるくるしてる。

「肩痛い?」

「いや、カウチで寝たせいか痛くはねぇけどちょっとだりぃ」

「青峰君が嫌じゃなければマッサージする?」

「してくれんの?」

「うん。あたしでよければ」

「じゃぁ頼む」

大きな手が頭を撫でて優しく笑ってくれて
こんな風にしてくれるならいつだってやりたくなっちゃうよ…


青峰君が優しく笑ってくれると胸がキュッとなって好きな気持ちが溢れるけど…
あたしがこんな邪な気持ちでいるのがバレたらきっと一緒にはいられない

仕事の時と同じように意識をマッサージだけに集中させて肩をそっとさすった


「なるべくそっとやるけど痛かったり気持ち悪い感じしたら言ってね」

「あぁ」


少しさすって温めた肩をゆっくり押すと左側が硬い

きっとあたしを抱きしめてたせいだ…



あたしはすごく心地よかったけど青峰君は疲れちゃったよね

ごめんなさい


…やっぱり起こせばよかった

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