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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


大我が帰ってから青峰くんに貰ったドレスを眺めてたけど、どうしても着てみたくなって試しに着てみることにした


手が届かないから最後までバックジップは上げられなかったけど着た感じで分かる


…ぴったり





いつもならガバガバでサイズを直さなきゃいけない胸もお尻もウエストも

全部があたしのサイズぴったりでオーダーメイドみたいなフィット感だった


そういえば…

普通の服を買うにしては細かく採寸された気がする


胸のサイズは2度も測られた

あたしの胸はそんなに確かめなくちゃいけない程小さいの?

まぁギリギリBだから大きくはないけどAよりは大きいもん


それにローブデコルテは貧乳でも綺麗に着れるからあたしも選ぶことが多かった



青峰くんにお礼しなきゃ


でもこんな時間だし寝てるかな…

明日会って直接の方がいいかな?


でもやっぱりお礼は早く伝えた方がいいよね

(ホテルに戻りました。ドレス本当にありがとうございます。大切にします。おやすみなさい)


敬語じゃなくていいって言われたけど、何となく敬語になっちゃったのは嬉しいってことをどう表現したらいいのか分からなくて、精一杯の気持ちを伝えたくてそうなってしまった



大我にクマすごいとか言われちゃったし、日焼けもしたしお手入れを念入りにして明日に備えるためにベッドに入った。


今まで男の人から贈り物されたことなんてなくて初めての経験だった

メッセージカードに何も書かないところが青峰君らしくてそのカードですら嬉しかった



早く会いたい…


今回は違うホテルだからあんまり一緒にはいられないかもしれないけど早く会いたくて堪らない





これ程男の人に会いたいと思う日が来るなんて…




あたしは青峰君を好きになって今まで知らなかった感情を教えられてる気がする。


男の人と過ごして初めて感じる幸せって感情

他の女の人といるのを見てモヤッとする感情

会うのが楽しみで堪らないって感情

それに青峰君にだけ感じる独特のドキドキ感


こんなことあたしは今まで知らなかった。



26歳で初めて恋をして、それがどんなものなのかを少しずつ実感していた



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