• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


side火神

部屋から一歩も出さねぇつもりだったけどみさきも色々あったせいか外に出たがるからセキュリティとエージェントにも連絡をして外に出た


相変わらずエビばっか食ってけらけら笑って

「ねぇねぇ…」

「あー?」

「そのエビ食べないの?」

「(笑)…しょーがねぇな。やるわ」

「やったー!じゃあグリンピースあげる」


はぁ?ふざけんな(笑)
グリンピース嫌いなだけだろ‼

みさきは意外と好き嫌いが多い。

言うと子供だと思われるとか言って隠してるけど俺はこいつの好き嫌いは網羅してる。

牛乳、グリンピース、豆類、頭の付いた魚、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラ

食えねぇ程嫌いなのは牛乳とグリンピースと豆類

頭の付いた魚は頭がなきゃ普通に食えるし他のは我慢すれば食えるけど実は嫌い


「全くお前は…ほんとしょーがねぇわ」

みさきが綺麗によけたグリンピースを食うと別に旨くもマズくもねぇからなんでそんな嫌いなのか分からねぇ。


ガキっぽいとこもあるけどこいつが笑ってくれてることが俺にはすげぇ嬉しい。

もう二度とあんな目に遭わせたくねぇ


事情を話してもいいけどそんな事はみさきをいたずらに怖がらせて仕事に影響させちまうだけで、そうなりゃジェシカの思うつぼだ

セキュリティがいる今あいつらを使う。

細かいことは口外しねぇようにエージェントを口止めしたけどセキュリティには俺とみさきから目を離すなってことは伝えてもらった。


契約を急遽変更してもらうからエージェントにもセキュリティの奴らにも迷惑をかけちまうけどどんな手を使っても俺はみさきを守らなきゃいけねぇ。


こっちでみさきに何かあったんじゃすいませんじゃ済まねぇ



乗り気ではねぇけどセキュリティが付いてきてくれるっつーからみさきの散歩に付き合ってやるとすげぇ楽しそうに歩いてあの雑誌を読んだことを暴露して笑ってやがる…


/ 1753ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp