• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第25章 起憶


セルジオのまねって……

あたしはもっとなんか違うペナルティを想像してたのに、意外にも全然普通のことで許してもらえた


セルジオのアテレコはよく一人でやってるから結構得意で即興でも全然できちゃう

甘えてるときのセルジオは絶対にあんな感じのことを言ってる気がする

あたしの事が大好きでいっつもごろにゃんして甘えてくれてなでなでしてあげると、気持ちよさそうにすり寄って、あたしを大好きだよって言ってくれてるって解釈してるからそのとおりにやったらすんなり許してくれた


「ほかはいいの?マッサージとかしなくていい?」

「お前のが疲れてんのにそんな事させられっか。手入れ終わったなら着替えてベッド戻るぞ」

「うん。あとは美容液とクリームだけだから、もう終わる」

せっかくパックをしたし最後までお手入れをして潤いを閉じ込めなくちゃもったいない

お手入れの続きの為に奥の部屋にもう一度入ろうとすると青峰君に呼び止められた


「それ…外すなよ…」

「え…どれ?」

「……耳」


耳?
ってヘアバンドの事か!

「え?なんで?」

「セルジオの真似は明日の朝までに延長だ」

「えっ⁉さっき許してくれるって……」

なんでだろ…
さっきはすんなり許してくれたと思ったのに…

だけど勝手にいなくなったせいでたくさん心配かけちゃったし、なんでも言うこと聞くって言ったし……

「まぁ…あたしが先に寝ちゃったら外してくれるならいいけど…」

「分かった」

「じゃあ…お手入れと着替えしたらそのままそっちに行くね」

「あぁ」


もしかして……青峰君って猫大好きなのかな?

セルジオと青峰君は一見仲が良くなさそうなんだけど実は結構一緒に遊んでもらっててきっとセルジオは青峰君が好きなんだと思う。


あたしには結構デレデレちゃんだから分かりやすいけど、それ以外の人には基本ツンデレでちょっと気持ちがわかりにくいのかもしれない


あたしがセルジオのことを教えてもっともっとなかよくなってくれたら嬉しい。




寝る用意を急いで整えて寝室に行くと、ベッドサイドに明かりをつけてあたしを待ってくれてる青峰君がいて早足でベッドに上ると早速耳をいじり始めた

/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp