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最愛 【黒子のバスケ】

第7章 近づく距離


部屋に係の人が来てくれるってことであたしたちは先に青峰君の部屋に上がった



『…おじゃまします』

「なんで英語なんだよ」

「あ、そっか…」

緊張しすぎてついつい英語が出てしまった。

「好きに使え」

そんな、使えません

けど夜景が…


「すっごい綺麗‼‼‼」


部屋に入るとマンハッタンの夜景が一望できて信じられないくらい綺麗。

何度見てもマンハッタンの夜景は感動する

「そんなに見てたら窓割れるぞ」

「‼‼」


割れるなんて絶対あり得ないのに突然言われたことで一瞬信じてちょっと窓からひいちゃった

「もー!びっくりさせないで。一瞬信じちゃったじゃん」

驚いたあたしを見て青峰君が笑ってる


「割れるわけねーだろ。……なぁ、足痛くねーの?」

「全然平気。ヒールはあたしの味方だから」

平気ではない。

けどヒールが味方って思ってるのは本当

青峰君は知らないかもしれないけどいい靴はいいところに連れて行ってくれる最高のパートナーなの

だから今日だって最高にいいところに連れてきてくれた。



「味方?」

「だってね、あたしほんとに背が低くて嫌なの。だから初めてヒールはいたときに感動した。脚も長く見えて背も高く見えてデザインはいっぱいあって好きな靴を履くだけで幸せな気分になるし、お仕事頑張ろうって思うの」


シーズンで買ったりお仕事成功させたら買ったり…

そしてそれを履くとその思い出が蘇ってまた頑張ろうって思える


「ほんと靴好きだな」

「うん!」



青峰君と一緒に夜景を見ながら話してると部屋のチャイムが鳴り響いた
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