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最愛 【黒子のバスケ】

第21章 bombshell


「ねぇ、さっきあたしも聞いたんだけど、カレンさんの変更青峰さん側が聞いてなかったらしいのよ」

「えっ?」

「さっき青峰さんのエージェントからあたしも聞いて…連絡の行き違いだったんだけど…」


さっき青峰君が険しい顔してたのって相手が突然変わったからなのかな…?

だけど専属メイクもいるしモデルとしてはキャリアも十分だから、撮影には問題なさそうだってことで打ち合わせを終わらせた。


夕食まではまだ時間があるし、一度ペニンシュラにチェックインに出るってことを青峰君に伝えようとスマホを開いた


「…なにこれ⁉」


着信30件

青峰君と大我がそれぞれに何度も何度もしつこくかけてきてた


とりあえず…青峰君にかけよ


不在着信から青峰君の番号をタップしようとするとまた青峰君から着信が入った


「もしもし?どしたの⁉」

「今どこだ?」

「え…まだペントハウスだけど」

「そこに誰がいる?」

なんで怒ってるの…?
あたし…何かした?


「撮影クルーと美術さんとさつき」

「さつきといろ。絶対ぇそっから出るな。すぐ行く」


あたしの返事も聞かずいきなり切れた電話と怒ったような声

何か怒らせるようなことをしたんだと思って考えてたらさつきの声が聞こえた

「え?みさき?いるよ」

「あ…うん。いいけど…って大ちゃん⁉ちょっと⁉」


青峰君はさつきにも連絡を入ていて、それもいきなり切ったのかさつきもぷんぷん怒りながらこっちに来た


「なんか、大ちゃんがみさきといろって」

「さつき仕事は?」

「今日はもうないよ。今美術と打ち合わせ終わった」

「あたし…怒らせちゃったかな…」


あんな低い青峰君の声、初めてきいた


いつもの優しい甘い声じゃなかった

棘があって刺さるような低い声


でも来てくれるって言うからちゃんとここにいなきゃ…
怒らせたなら理由を聞いて、きちんと話そう


同じ現場でケンカしてて人に迷惑をかけるわけにはいかない。


今まで恋愛してこなかったからこういう時どうしていいかわからないけど、ギクシャクしていたくない

恋愛がすべてじゃないはずなのに青峰君とのことが不安定だとあたしの気持ちが不安定になってしまう。

仕事と恋愛を両立させるのは、思うよりもずっと難しいのかもしれない

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