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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


今日は美緒がお休みなのに俺は早朝から地方ロケの仕事

まぁ今日は美緒は実家に帰っちゃうしどっちにしたって会えないけど。


青峰ッちいいなー

一緒にいられて、お昼まで作ってもらって…
美緒も時間があるときはお弁当作ってくれるけどやっぱ毎日は無理だし


まぁでもあの二人はこのシーズンオフが終わったらまた会えなくなるんスよね


既読が付いても全然返ってこないメッセージにあの人らしいって思ってたけど、次の移動時間にスマホを見たらメッセージが返ってきてる


(みさきの飯はいつでも最高なんだよ。お前の写真集はいらねぇけどみさきの写真はいつでも受け付ける。

そんで昨日の俺の撮影相手の女が夜行きそうな店全部教えろ)


過去最高に長文

いつもは“あ?” “おお” “なんでだよ” “ヤダ” “みさきに触んな” のどれか

みさきッちのことを話すときのこの人はめちゃくちゃ優しい顔していつもよりも喋る


青峰っちにあんな顔させられんのはこの世でみさきっちだけだし、みさきっちにマジバを食べようって思わせられんのもアンタだけっスよ


だから、颯馬君もRioさんも邪魔したらタダじゃ済まさねぇ


美緒がRioさんのフォトスタから拾った情報をリストにしてあるから、それを青峰ッちに送って注意も伝えた


(この人ちょっとストーカーっぽいとこあるからマジ気を付けて。俺が引っ越したのはこの人に家がバレたからなんス)


俺が今のマンションに住む前に住んでた場所が何故かバレた

行きつけのコーヒーショップもジムも知られて、そのままだといつ美緒のことがばれてもおかしくなかった


美緒を怖がらせたくなかったけど、隠してる方が危ないと思って事情を話してから、しばらく会わずにいて、マンションを決めた後に場所を教えたら、まさかのみさきっちと同じだって美緒に言われて超びっくりした


とにかくヤバい
俺の中では完全に危険人物


プライベートでは勿論、仕事でだってできるだけ会いたくない。
プライド高くてブランド品大好き、男だって自分を飾るための道具くらいにしか思ってない。

ステータスやお金でしか男を見ない

NBA選手の彼女なんてあの人にとっては喉から手が出るほど欲しいステータス。
やっぱ稼ぐ額だって全然桁違いだし

でも残念。
青峰っちも火神っちもそんな女には1ミリも靡かねぇから
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