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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


side青峰

今日の対談は特番と雑誌と両方あって、雑誌用の撮影もあるけど火神とだから昨日みてぇなバカなNGはねぇから順調だった。


「2時間の休憩の後、収録から入りますのでお願いします」

滞りなく撮影を終えて現場のスタッフから午後の予定を聞いて控え室に戻った。


「あー腹減った。お前出る?」

「いや。みさきが昼作ってくれたから出ねぇ」

「なんだよ。俺も頼みゃよかった」

「ダメに決まってんだろーが」


みさきは俺の女なんだからそんなんダメに決まってんだろ。

…そーいや、前にこんな会話したな笑


「しょうがねぇからこの弁当でも食うか」

局が用意した弁当。

マズそうには見えねぇけど、どんなものが使われてるか分からねぇ。

塩分も糖分もすげぇんだろうな…


控室の冷蔵庫を開けてみさきが用意してくれたのを取り出して開けると包が4つと同じ野菜の入った容器が2つ

通りでデカいと思った。


お仕事お疲れ様です。
大我と半分こして温めて食べてください。
午後も頑張ってね


みさきって感じだわ…


「おい、それ食うのやめろ。みさきがお前のも作ってくれたぜ」

「あ、マジ?ラッキー」

ラッキーじゃねぇよ…
ありがとうございますだろ


部屋の電子レンジで温めて、白の紙と茶色の紙にそれぞれ包まれたのを1つずつと野菜の入れ物を1つずつ分けた。



俺が開けた茶色の紙の中には照り焼きチキンのハンバーガー
火神が開けた白い紙の中にはライスバーガー


みさきの入院期間に痩せたことと、トレーニングを増やしたことで減りやすくなった体重を維持できるように、炭水化物多めでしっかりたんぱく質の取れる内容だった



しかも照り焼きチキンのバーガーはマジバのに似てる。

今回はリハビリとトレーニングが目的の帰国だったからマジバはやめようと思ってたのに、すげぇ嬉しい

こっちのが旨い


ちゃんと食べやすいようになってるし添加物もねぇから安心して食える。
手間かけさせちまったけどすげぇ嬉しかった。


ライスバーガーの中身は豚肉だった。
豚肉は糖質を吸収しやすくするから一緒に食べるといいよってみさきが教えてくれたから知ってる


毎食すげぇ考えて作ってくれてんだよな…

さっさと終わらせて夕食はみさきの好きなもんにする
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