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最愛 【黒子のバスケ】

第18章 劣等感


病院を終えてトレーニングのところまでは徒歩で5分もかからない。

もうリハビリも始められたし歩くこともいいって言われてたから時間にも余裕があったし歩いて向かった。


ちゃんと青峰君にも場所を連絡して歩いていくってことも連絡を入れた。


いつでも使っていいって言ってくれたけど、明るい時間で予定が詰まってない時は極力歩いて神経を刺激したい。


ちょっとだけ寄り道をして予約の時間より少し早めに到着するとすごく引き締まっててHPに載っていた代表トレーナーって書いてあったキリっとした女性が出てきてくれた。


「こんにちは。今日予約の黒須です」

「こんにちは。先にカウンセリングから始めるから記入できたら渡して」

口コミにもあったけど本当に愛想はない(笑)
愛想はないけど先生に言われた通りにすれば必ず結果が出るって書いてあったから、少し厳しくても頑張ろうって思ってここにした。


いろんな質問に答えて体重と身長、自分がどうなりたいのか、何を目的に通うのかを最後に書いて渡した。


「151㎝で36キロね。生理ちゃんときてる?」

「きてます」

「で、手術を6月に受けて…えーと、脚の手術と肋骨の骨折ね…病院からトレーニングの許可出てるの?」

「出てます。心拍数を上げすぎないようにとは言われてますがトレーニング自体は許可をもらえました」


いくつも慎重に確認してくれて信頼はできそうだけど、結構威圧感を感じて怖いかも


「太りたいってことだけど、今の食生活どうなってるの?36キロってちょっと普通では考えられないけど」

「3食食べてます。仕事の関係で昼食が適当だったり夕食が遅いってこともありますけど、食べないことはほぼないです」


「うちは仕事がとか育児がって言い訳されると結果を約束できないんだけど、体験だけでも取り敢えずしていってみる?」

「はい」


最初から結構手厳しい
けど言い訳してる場合じゃないし体験はしていこ。


カウンセリングは丁寧だったしきちんと話も聞いてくれていたし少々厳しくても体重を安定させられるならそのままここで頑張る。



トレーニングのできる服装に着替えてトレーニングスタジオに入ると他に3人いて先生とマンツーでトレーニングしていた。



個人レッスンだけど、個室じゃないって感じで初めてのスタイルだった
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