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最愛 【黒子のバスケ】

第18章 劣等感


side青峰


景虎さんとこでリハビリとトレーニングをしてそれ以外はネロを構うかスマホでみさきの写真を見てるか電話してるかで会えねぇ寂しさはあっても時間が経つのは早かった。


(検査問題なく終わったので明後日の朝一のフライトで日本戻るね)

(空港まで迎え行く)

(いいの?)


いいに決まってんだろ。
少しでも早く会いてぇんだから迎えに行くに決まってる。


(行くから時間送れよ)

(よろしくお願いします)


俺とみさきのやり取りはマジで必要な連絡だけで他のことは大体電話で話してた。


時差17時間ってのは意外にも連絡を取りやすかった。


みさきが俺を呼ぶ声も、“あのね”って可愛く話し出すとこも、火神がハンナにべた惚れであほくさい焼きもちを妬く話も、みさきの声を聞ける瞬間が一日の中で一番癒された。


メッセージで必要なやり取りが終わるとネロがみさきのくれた昼寝友達を咥えて寝床に連れて行った。


LAに行くまでは俺のもののはずが最初のリハビリから戻ったら普通にネロが使ってて、こともあろうにそれ相手に腰を振っててマジでキレそうだった。


ネロにマジでキレたことなんて一度もねぇけど、みさきの匂いのするそれでそんなことされんのはいくらネロでもダメだ。


だけどやめさせるのが一瞬遅くてネロが出したせいで洗濯する羽目になって、人間の俺じゃもうみさきの匂いなんて全く分からねぇし、さすがに可愛いネロのものといえど精子ぶっかけられたのを俺が使う気にはなれねぇからあっけなくネロのものになった


新しいみさきの写真もねぇし、火神に催促すんのも癪だし…スカイプでもすりゃ気がまぎれると思ってたとこに火神が送ってきた動画。


最高。


すっげぇ可愛い。


多分あのでかいTシャツは火神のだけどびしょぬれでみさきの体に張り付いて白だから水着も少し透けててすんげぇ色っぽい

フラミンゴに乗れなくて落っこちそうになってハンナにとっさに捕まって二人で落ちて…
水面に上がって長い髪をまとめて結ぶ仕草が綺麗すぎて笑った顔が可愛すぎて夢中になる。


火神…俺と代われ。

俺がLAでみさきとプール入るからお前は帰国してハンナと好きにしろ。



あと2日
たった2日がすげぇ長い

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