• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


ハンナが家に泊まるようになってから、朝はママとハンナが一緒にごはんを作ってくれて、大我と青峰君も一緒に食べてる。


夜寝るときは青峰君は大我のお家に行くけど、それ以外は大体家であたしと一緒にいてくれる。


『まさかミサキがダイキの彼女だったなんて驚きね。まぁ試合の後のハグとちょっと前ゴシップに載った空港の写真の相手がみさきだったなら納得だけどね』

『ちょ…ハンナ…ママそれ知らないんだから‼』

あたしは記憶にないけどさつきたちも教えてくれてご丁寧に写真まで送ってくれるしゴシップのはハンナから見せてもらって知った。

あたしの顔はほぼ写ってないから、あたしだって分かる人はいないと思うけど、さつきと美緒には散々からかわれた。


ママには知られてないって思ってたけど、ハンナがあっさりバラすからあたしは焦るし青峰君はちょっと苦笑いしてる。


『何言ってるのよ。知ってるに決まってるじゃない。それに、ほとんど顔が写ってなくたって自分の娘くらい分かるわよ。空港でのハグなんて懐かしくってママも早くパパに会いたいわー』

『はいはい。どうぞどうぞ好きなだけパパと戯れて』


ママの辞書には“恥ずかしい”とか“隠す”って言葉が多分ない。
誰がいたってお構いなしにパパへの愛を息をするかの如く口に出す。

大我も笑ってるじゃん…


『タイガ、そろそろ迎え来るんじゃない?』

『お、そうだ。じゃあ行ってくるから、また夕方な』


ちゅっ







_____えっ!?


今……唇にちゅってしたよね


見間違いじゃなくて、ばっちり唇にちゅってしたよね…?




『みさきも、いい子にしてろよ』

だからあたし子供じゃないし…

『じゃ、行ってくるわ』


あたしには過去最高に適当なハグをして、ハンナのことはぎゅって大事そうに抱きしめてリビングを出て行った。



『たいちゃんって…結構分かりやすいわねぇ』

『やっぱそうだよね!?付き合ってるの!?』

『…うん』

なにこのハンナの可愛すぎる照れ照れの顔は‼
あたしがドキドキしちゃうんですけど‼


『えっ!?何でそうなったの!?』


だって家に来てまた数日だよ!?
それに来た日にプールサイドで話した後は全然そんな感じなかったのに…
いつ何でそんな急展開になったの!?


あたし一人でちょっとパニックなんだけど…
/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp