第2章 高峰 蒼生

Q.こんにちは。今日はよろしくお願い致します。

A.何でこんなクソめんどくせーのに付き合わなきゃならねーんだ…


Q.貴方の妹君もやられましたよ。

A.だから俺もやれってか？


Q.妹に答えさせておいてお兄ちゃんがやらないのはどうかと。

A.てめぇまで『お兄ちゃん』言うな。ハァ…しゃーねーな。とっとと済ませろ。


Q.ではまず初めに、貴方の名前を教えて下さい。

A.高峰蒼生。……こっちでいいよな？


Q.もちろんです。読み方もお願いします。

A.たかみね あおい


Q.出身は何処ですか？

A.『蒼月』。


Q.名前の由来なんてあるんでしょうか？

A.由来…確か空に蒼い月が昇ってるところからそう名付けたみたいだな。


Q.何処の隊に所属していますか？

A.零番隊。いや…今は『だった』って言った方が正しいか。


Q.其処での貴方の位を教えて下さい。

A.副隊長だな。


Q.斬魄刀の名前を教えて下さい。

A.『潙坐波』だ。本当はもう一本有るんだが、そっちは理由(ﾜｹ)あって使えねーんだ。


Q.では潙坐波の能力を教えて下さい。

A.炎熱系最強の斬魄刀。ジジィが藍染戦で使った『炎熱地獄』は元は潙坐波の技なんだよ。ま、俺の方がすげぇけどな。


Q.卍解は習得していますか？

A.は？そんなの当たり前だろうが。つーか卍解習得してないのなんて更木剣八くらい…ああ、あの人は習得したんだったな。


Q.なんだか腑に落ちない表情ですね？

A.ンなことねぇよ。ただ俺は全ての斬魄刀の在り処を知ってる。だから分かっちまうんだよ。あの人が卍解を習得したってことは…あいつは約束を守ってくれたってことだろ。


Q.潙坐波の具現化時を教えて下さい。

A.あー…なんつーのかな…男であるのは違いねぇんだが…俺に忠実過ぎて、俺以外の奴に対しての対応がひでぇのなんのって。因みに黒髪、青緑の眼。執事みたいな奴だ。


Q.刀の形状は？

A.始解ン時に一瞬だけ刀身に炎を纏う。形状は変わらねーよ。


Q.では次に家族構成を教えて下さい。

A.何で家族のことまで答えなきゃならねーんだよ。知って誰が得すんだ。


Q.妹君は答えられましたよ？

A.・・・・。あーくそ。母親と父親と妹の四人家族だよ。ったく…プライバシーの侵害もねぇな。


.