第5章 一色 詩調

Q.こんにちは。よろしくお願い致します。

A.・・・・・・。


Q.こんにちはー!!よろしくお願い致しまァーす!!

A.うるっさいわね!!そんなデカい声出さなくても聞こえてるわよ!!耳障りだわ!!


Q.聞こえてないのかと思って。もしかして乗り気じゃありません？

A.当たり前でしょ。下らない質問に付き合う義理はないわ。ただでさえ面倒臭そうなのに。


Q.おたくの隊長は快く引き受けてくれましたよ？それなのに貴女はやらないんですか？

A.やらないわ。というかあんたの質問に答えるのが癪なのよね。ていうかあんた誰なのよ。


Q.貴女が断るのは分かっていました。なので貴女が敬愛する方から言伝を預かりました。『質問には答えるように。これは隊長命令だ』。……やってくれますね？

A.・・あんた卑怯よ。隊長命令じゃ断れないじゃない。……仕方ないわね。あたしも暇じゃないの、とっとと済ませなさいよね。


Q.ではまず初めに、貴女の名前を教えて下さい。

A.質問する側なんだから名前くらい調べておきなさいよ。隊長の命令だから仕方なく、答えてあげるけど。名前は一色詩調よ。


Q.読み方もお願いします。

A.いっしき しらべ


Q.出身は何処ですか？

A.本当に下らない…。生まれた場所は…ある男の管轄下であった村よ。そこではね、糞みたいな大人と馬鹿な子供がたーくさん居て、弱い奴を見下し、罵り、自分のことを可愛がることしか脳がない連中の集まりなのよ。


Q.何処の隊に所属していますか？

A.零番隊よ。


Q.其処での貴女の位を教えて下さい。

A.五席ね。御影が四席なのは気に食わないけどそれに納得してる自分がいるのよね。


Q.斬魄刀の名前を教えて下さい。

A.『雪月花』よ。日番谷冬獅郎の持つ斬魄刀が氷雪系最強と言われてるけど、本当は雪月花が氷雪系最強の斬魄刀なの。確か朽木ルキアも氷雪系だけどあっちは尸魂界一美しい斬魄刀だったかしら？


Q.では雪月花の能力を教えて下さい。

A.敵を氷漬けにして閉じ込めたり、周囲の温度を下げて敵を足元から凍らせたり、小さな氷の塊を幾つも出現させて、それを敵に飛ばしたりするわ。あと吹雪を吹かせて敵を凍らせて、そのまま砕け散るわ。


.