第4章 御影 琉生

Q.ぶっちゃけた話、金持ちですか？

A.あは。なんスかその質問(笑)金持ちなワケないっしょー？本当の金持ちって言うのは、仁科チャンと蒼生クンのことを言うんスよ。


Q.さて、質問も終盤に差し掛かりました。

A.お。もう終盤まで行ったんスね。


Q.次の質問に移ります！

A.何スか何スか！急にハイテンションスね！オレも楽しみになってきたっス！次の質問は何スかー！？


Q.突然ですが、親しくもない人から口説かれました。反応をどうぞ。

A.女の子なら誰でも大歓迎ー！むしろオレが口説きたいっス！んでデートに誘って朝まで添い寝したい！うわー！めっちゃ良い！こういう質問待ってたんスよー！


Q.愛しいあの人から口説かれました。反応をどうぞ。

A.ねぇ君、好きな食べ物は？どんな男が好み？あ、デートは家でゆっくりする派？それとも外に出て景色とか満喫する派？何処か行きたい場所は？オレ、めっちゃオススメなデートコース知ってるんスよー。今から行かないスか？あ、今日は家に帰らなくても平気？朝まで居てくれると嬉しいんスけど。あ、それかr…


Q.クソ長い!!そして質問攻め怖い!!というか今までのどの質問より生き生きしてる!?怖ッ!!貴方が口説いてどーするんですか!?

A.え？女の子を満足させる為に全部必要なことっスよ？知り尽くしたいじゃないスか。


Q.(最早ストーカー並み!!本気で怖い…!!)貴方みたいな人って愛の言葉とか女の子に求めそうですね？

A.・・・・・。


Q.(…あれ？急に黙り込んだ??)

A.愛の言葉か…。くだらないっスね。むしろ気持ち悪いだけでしょ、あんな呪いの言葉。愛してるとか言われても全然嬉しくねー。吐き気がする。事情中に言われたらキレるかも。


Q.次の質問です…。貴方にとって仲間とは？

A.特別っスよ。特に隊長はオレを母親の呪縛から解放してくれた人っス。不思議っスね、仲間って。


Q.質問は以上です。本日はどうも有難う御座いました。

A.えー！もう終わり！？もっと続けたかったつス…。でも楽しかったっスよ。こういうの、仲間とやってみたいっスわ。…仁科チャンが幸せになってよかった。彼女は幸せになるべきっス。これからもずっと…。誰よりも、愛する人と共に。


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