第22章 【合同夢】Kids under Edge
「あ、あぁ……な、あ、キス、したい……」
情けない、無毛のペニスを見ながらエルヴィンが言った。
乳首を愛撫する私。絶頂が近いエルヴィンの顔に近付いて、こちらを向いたエルヴィンの頬に手を当てた。
「……だめだよ、一人でイって」
私が優しく言うと、表情を歪ませて、目を閉じて、小さく「……イく、」と呟く。目線だけをペニスに移すと、ベッドシーツに吐精するのが見えた。エルヴィンの体は一人で震え、筋肉が緊張状態から弛緩し、エルヴィンはゼェゼェと言いながら脱力した。
「……許して、くれ、お前に酷いことをした、本当に反省しているよ、だから……」
「横になって、エルヴィン」
私はエルヴィンの言葉を遮り、また寂しげな表情で横になったエルヴィンの、少し萎えたペニスを掴んで、自分の無毛の陰部へ擦った。
「……欲しい?エルヴィン」
「……ああ、」
「ちゃんと言葉にして」
「……ユリアが欲しい。……愛してる、気が狂いそうになる程にお前を愛してるんだ……、誰にも、渡したくない……、」
当たり前だよ。私は今も、前からずっと、エルヴィンだけのものだよ。
私はちいさく笑い、また質量を増したペニスを自分の膣口に宛てがって、ゆっくりと腰を埋めた。
二度も射精したエルヴィンのペニスは柔らかい。
挿入を試みようとすると、私の狭い膣口に跳ね返されて何度か逃げるように折れ曲がった。
「ま、まて……っ」
亀頭が私の性器の上を滑る度に、エルヴィンはビクビクと震えた。分厚い体がベッドのスプリングを揺らすほどに。
「……待たないよ。ほしいって言ったのは誰?」
さっきからエルヴィンにこんなに意地悪して、愉しんで……これが本当に私なの?今更ながらそんな不思議な気持ちが、昂る感情をふと掠める。
そのとき、ずっと入らなかったペニスが私の性器に沈み始めた。
私は深く息を吸って、慎重にエルヴィンの腰の上に尻をつける。ペニスを付け根まで飲み込むと、円を描くようにゆっくりと腰をくねらせた。
「ま、て……今は動くなっ……」
エルヴィンはその動きを制するために、震えるように腕を伸ばして私の腿に触れた。
でも、主導権を奪われたこんな格好では所詮その程度の抵抗しか出来ない。無力なエルヴィンを前にして、私は今、やりたい放題なのだ。